お風呂に入ることは大切な習慣です。
毎日お風呂に入っていても、間違った入浴方法をしていると体臭の悪化などのトラブルになってしまうこともあります。
この記事では、入浴の方法をわかりやすく解説します。記事の最後では楽しく入浴するポイントもご紹介しています。
お風呂に入るメリット
体が清潔になる
汗や皮脂、ホコリが体につくと、においやかゆみの原因になります。お風呂に入ると、こうした汚れを落とせます。
リラックスできる
入浴すると体が温まり、緊張がほぐれます。 「なんとなく気持ちが沈む」「イライラする」というときも、入浴すると落ち着くことがあります。
血行がよくなり、疲れがとれる
お風呂で温まると、血のめぐりがよくなり、肩こりや冷えを改善できます。
①お風呂の準備
水分補給
入浴すると水分が体から抜けてしまいます。
お風呂の前にコップ1杯(200〜300㎖)の水分補給をしましょう。
髪をブラッシングする
頭を洗う前に髪をブラッシングすると、シャンプーの泡立ちがよくなり、抜け毛も減らすことができます。
手ぐしや目の粗いくし・ブラシでとかしましょう。
まずは毛先を毛の流れに沿ってとかし、その次に、中間、根元の順でとかしていきましょう。一気に根元からとかしてしまうと、髪がひっかかりやすくなります。

②髪を洗う
1. 予洗い
まずシャワーで予洗いをします。
お湯の温度は38℃くらいの少しぬるい温度にしましょう。
シャワーヘッドを持って、指で頭皮を触るようにお湯を行き渡らせます。
予洗いは1分ほど行いましょう。
童謡「どんぐりころころ」の1番を4回繰り返して頭の中で歌うと、1分の目安になります。
2. シャンプーを出して泡立てる
ショート…1プッシュ
ミディアム…2プッシュ
ロング…3プッシュ
シャンプーを手のひらに出したら、円を描くように軽く泡立てます。
白くなるまで泡立てましょう。
3. シャンプーで洗う
- シャンプーをまんべんなく頭皮に広げ、髪の根元で泡立てます。
- 泡を髪全体に伸ばします。
- フェイスライン(顔と髪の境目の部分)をくるくると洗います。

- 指の腹を使って頭皮をつまむようにもみ洗いをします。
力の強さは少し頭皮が動くくらいにしましょう。
頭全体を塗りつぶしていくイメージで、まんべんなく洗いましょう。

慣れると1分ほどでシャンプーが終わるようになります。
皮脂が多く、洗い残しが多い箇所です。
- 後頭部
- つむじ
- 耳の後ろ
- 襟足
4. シャンプーをすすぐ
しっかりとお湯ですすぎます。
1~2分程度を目安にすすぎましょう。
耳周りや顔の周り、首の後ろは流し残しが多い箇所なので、意識してすすぎましょう。
5. トリートメント(またはリンスやコンディショナー)をつける
ショート…1プッシュ
ミディアム…2~3プッシュ
ロング…3プッシュ以上
- トリートメントを出し、手のひらになじませます。
- 髪の中間・毛先になじませます。
6. トリートメントをすすぐ
しっかりとお湯ですすぎます。
ぬめり感がなくなるまですすぎましょう。
頭皮を意識的にすすぐようにしてください。
③ 体を洗う
- お湯の温度は38℃くらいに設定しましょう。
- ボディソープをしっかり泡立てます。
泡で出てくるタイプのボディーソープを使うと簡単です。 - 泡でなでるように、やさしく全身を洗いましょう。
ゴシゴシこすってしまわないように注意してください。 - シャワーでよくすすぎます。
④湯船につかる
- 40℃ほどのぬるめの温度だと、心身ともにリラックスする効果があります。
- 入浴時間は10分ほどがベスト。
- 半身浴より全身浴がおすすめ。健康効果を最大限に引き出すことができます。
※心臓や肺に疾患がある方の場合は、水圧がかからず体温が上がりすぎない半身浴を選んでください。
無理して湯船につかる必要はありません。
体を温めたい場合は、体を洗っている間に足湯をするとよいでしょう。42〜43℃ほどのお湯を洗面器に張って、足をつけます。
⑤洗顔する
浴室から出る直前に洗顔しましょう。洗顔後はすぐに保湿することが大事です。
予洗いをしたりすすぐときはシャワーを使わず、手ですくったぬるま湯で優しく行いましょう。
詳しい洗顔方法はこちら↓
楽しく入浴するポイント
必要なことだとわかっていても、入浴が面倒くさくて苦手だったりしませんか?
筆者は苦手です。
そんな私ですが、「スマホを浴室に持ち込んで動画を見ながら入浴する」という方法で、入浴するのが楽しくなりました。
防水ケースにスマホを入れて、テロップが多めのYotubeの動画を見ながら、髪を洗ったり体を洗ったりしています。
- 好きな音楽を流す
- 入浴剤やアロマオイルなど、気分が上がるアイテムを使う
- 防水の電子書籍リーダーなどで本を読む
さいごに
お風呂は、体を清潔にするだけでなく、心のリフレッシュにもなる大切な習慣です。
無理をせず、自分に合った方法で少しずつ習慣化してみてくださいね!