掃除の基本ルール&掃除が苦手な方が無理なく生活空間を整えるためのポイント

掃除・洗濯

掃除は、心地よく暮らすための大切な習慣です。
単に部屋がきれいになるだけではなく、精神的にもいい影響があります。

ここでは、掃除を効率よく進めるための基本ルールをご紹介します。
記事の後半では、掃除が苦手な方や、精神的な理由で掃除に取り組むのが難しいと感じている方へ、無理なく生活空間を整えるためのポイントもご紹介しています。

 

掃除の基本ルール

まずは片付けから

掃除を始める前に、出しっぱなしのものを片付けましょう。
床やテーブルの上に物が散らかっていると、掃除の妨げになります。
整理整頓することで、スムーズに掃除を進められます。

 

一定方向にふく

床や窓、テーブルなど拭き掃除をするときは、往復で拭かないのがポイントです。
往復で拭くと、折り返し地点に汚れがたまってしまいます。
一番汚れているのは雑巾の進行方向側の端です。その汚れを別の場所につけないように、常に同じ雑巾の端を進行方向の前にするようにしましょう。
大きな面を拭くときには、一方向に拭いて、面の端に来たら雑巾を180度回転させて拭いていきます。

 

上から下へ

ホコリは上から下へ落ちていくので、掃除も高い場所から始めましょう。
例えば、棚やカーテンレールのホコリを取らずに床掃除をすると、後からホコリが落ちてまた汚れてしまいます。
照明や家具の上など高い場所を掃除してから、床など下のほうを掃除しましょう。

 

奥から手前へ

拭き掃除を始める場所は、部屋の奥から。
入り口付近から掃除をすると、せっかくきれいにした場所を通ることになり、汚れが広がる可能性があります。
奥から手前へ進むことで、効率的に掃除できます。

 

ホコリを落としてから水拭きする

ホコリがたまっている場所をいきなり濡れた雑巾で拭くと、汚れがこびりついてしまいます。
まずは乾いた布やハンディモップでホコリを落としましょう。

 

最後に広い目でチェックする

掃除が終わったら、部屋全体を見渡してチェックしましょう。
意外と拭き残しや、掃除し忘れた場所があるかもしれません。
掃除の後に一歩下がって確認することで、よりきちんと掃除ができます。

 

掃除が苦手な方が無理なく生活空間を整えるためのポイント

掃除が苦手だったり、精神的な負担が大きかったりして、なかなか取り組めないこともあるかもしれません。
無理をせず、自分のペースで少しずつ取り組むことが大切です。
以下のポイントを参考にしながら、できることから始めてみましょう。

 

掃除を「脳トレ」「こころ磨きのツール」としてとらえる

「雑巾でふく」などの掃除の反復動作は脳内のセロトニンを増加させ、気分を安定させる効果があります。
片付けをして部屋の状態を変えることは、脳にとって新しい刺激になります。
また、部屋がきれいになることで得られる達成感や満足感は、気分を前向きにさせてくれます。
掃除を義務や負担と考えるのではなく、一種の脳トレ、“こころ磨き”のツールとしてとらえてみてはいかがでしょうか。

 

小さなステップから始める

一度に全てのことをしようとすると、負担が大きくなりがちです。
まずは「今日は机の上だけ片付ける」など、小さな目標を設定しましょう。
達成感を積み重ねることで、徐々に自信がついてきます。

 

「ついで」にする

日常の動作の中で「ついで」に片付けや掃除をすることで負担を減らせます。

例:移動するついでにゴミを捨てる
例:歯を磨いた後に洗面台をさっと拭く

 

環境を整える

掃除用具を手の届きやすい場所に置くなど、掃除に取り組みやすい環境を作ることで、行動に移しやすくなります。
また、好きな音楽を流しながら掃除をするなど、楽しみを取り入れる工夫も効果的です。

 

完璧主義を手放す

「すべての場所を完璧に掃除しなければ」という考えは、かえって行動を妨げることがあります。
多少の汚れや散らかりを許容し、「できる範囲でやる」ことを目指しましょう。
完璧を求めず、少しずつ進めることが大切です。

 

タイマーを活用してみる

短時間の掃除を習慣化するために、タイマーを設定してみるのはどうでしょうか。例えば、10分間だけ掃除をすると決めて取り組むと、心理的なハードルが下がります。
また、毎日1分間だけ掃除する習慣をつけるのも効果的です。テレビのホコリをとる、靴をしまう、鏡を拭くなどの掃除は1分間でも可能です。
短時間でも継続することで、効果が現れます。

 

サポートを求める

一人で抱え込まず、家族や友人、専門の支援サービスに助けを求めることも検討してください。
家事代行サービスなどのプロの手を借りることで、負担を軽減できます。

 

心のケアを優先する

精神的な負担が大きいと感じる場合は、専門家への相談や適切な休息を優先してください。
心の健康が整うことで、日常の活動にも取り組みやすくなります。

 

まとめ

掃除は無理に完璧を目指すのではなく、自分のペースで少しずつ取り組むことが大切です。
小さな達成感を積み重ねることで、掃除へのハードルが下がり、生活空間を整える習慣が身についていきます。
まずは「できる範囲で」「ついでに」「楽しみながら」など、自分に合った方法を取り入れながら、気負わず掃除を続けてみましょう。

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