
お風呂に入らなきゃいけないのは分かってる。でも、体が動かない…
そんなふうに感じたことはありませんか?
お風呂に入れないと、ちょっと自己嫌悪になってしまうこともあるかもしれません。
ですが、SNSでは最近「風呂キャンセル界隈」なんて言葉も見かけるようになりました。
つまり、お風呂をスキップしてしまう人って、意外と多いんです。
特に、うつ状態のときや疲れがたまっているとき、入浴は思っている以上に大きなハードルになります。
そんなときは、自分の“今の気力”に合わせてできることを選ぶのが大切です。
この記事では、「気力があるとき・ないとき」それぞれに合わせたお風呂の代替案をご紹介します。
自分にとって「できそう」と思えるところから、少しずつ取り入れてみてください。
記事の後半では、自分で自分の匂いをチェックする方法についてもご紹介しています。
気力100%:普通に入浴
元気があるときや、「今日はちょっとスッキリしたい」と思える日は、普通に入浴できるとベストです。
体も心もあたたまり、リフレッシュ効果も抜群です。
入浴方法についての記事はこちら↓
気力80%:楽しみやご褒美を用意して入浴

動ける元気はあるけど、あと一歩が踏み出せない…
そんなときは、楽しみやご褒美を用意してみましょう。
「少しでも心地よくなる工夫」を取り入れてみるだけで、気持ちが変わります。
楽しみの例
- スマホを防水ケースに入れてお気に入りの動画を見ながら入浴する
- お風呂で好きな音楽やラジオを流す
- 入浴剤やアロマを使って香りを楽しむ
「お風呂=リラックスタイム」と思えるようにすると、気持ちが少し前向きになります。
ご褒美の例
- お風呂上がりにアイスやゼリーを食べる
- お気に入りのパジャマに着替える
- 推し活タイムやゲームなど、「入浴後にしたいこと」を用意しておく
「お風呂に入れたら、○○ができる!」と考えるだけで、モチベーションがぐっと上がることもあります。
気力70%:リンスインシャンプーや全身シャンプーを使う

お風呂には入れそう。でも、いろいろ洗うのが面倒くさい…
そんなときは、1本で済むアイテムを使って、手間と時間を最小限にしましょう。
- リンスインシャンプー(髪はこれ1本でOK)
- 全身シャンプー(顔・体・髪がこれ1本でOK)
こうしたアイテムなら、何度も洗ったり洗い流したりする必要がありません。
いつもよりも楽に、でもきちんと清潔に保てます。
気力50%:髪だけ洗う or 体だけ洗う

全身を洗うのはしんどいけど、体臭が気になる
そんなときは、髪だけ洗う、もしくは体だけ洗うという方法もあります。
においが気になりやすい部分(頭、脇、デリケートゾーン、足など)だけでも洗えれば、意外と匂わなくなります。
気力30%:シャワーで汗を流すだけ

ちゃんと洗うのは無理だけど、ちょっとスッキリしたい
そんなときは、洗わなくてOK。
シャワーで汗を流すだけでも充分です。
気力20%:ドライシャンプー・体ふきシート・蒸しタオル

浴室に入るのがしんどい…でもちょっとベタつく感じが気になる
そんなときは、ドライシャンプーやボディ用の清拭シートが便利です。
ドラッグストアやネットで手軽に手に入ります。
- ドライシャンプー:水を使わずにシャンプーの代わりになるヘアケア製品です。スプレー式やシートタイプがあり、髪のベタつきやニオイを軽減してくれます。
※肌が敏感な方は肌トラブルを起こしやすいので注意 - 清拭シート:大判タイプなら全身を拭くのもラクです。
温かい蒸しタオルで体を拭くのもいいでしょう。
お湯でタオルを濡らすか、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めると、蒸しタオルの完成です。
どちらで作る場合も、かたく絞っておくのがポイントです。
気力10%:洗顔だけ・下着だけ替える

動けないけど、ほんの少しだけ何かしたい
そんな日もありますよね。それでも大丈夫。
その時の自分にできることができたら十分です。
- 洗面台で洗顔だけする
- 下着や靴下だけ替える
それだけでも、気持ちが少し変わったり、自分を少し大切にできたように感じられることもあります。
気力0%:なにもしない

今日は本当に、なにもできない
そんな日も、もちろんあります。そんな日はなにもしなくても大丈夫。
できなかったことにフォーカスするより、「今日は休む日なんだ」と切り替えて、自分を責めずに過ごしましょう。
体をしっかり洗えなかった日に 体臭をチェックする方法
気力50%以下の方法を続けていると、体臭が出てきてしまうことがあります。
季節や個人の体質によって、体臭の出てきやすさは異なります。
だからこそ、自分なりの「においのライン」を知っておくことが大切です。
「冬はシャワーだけの日が〇日続くと、におってくるんだな」
「自分は〇日くらいなら、ドライシャンプーでも平気なんだな」
といった目安がわかれば、無理なくセルフケアのペースをつかむことができます。
「今日はこれでOK」と自分に安心を与えるためにも、体臭チェックはおすすめです。
以下に、自分でできる体臭チェックの方法をいくつかご紹介します。
近しい人に確認する
信頼できる家族やパートナーなど、本当のことを遠慮なく伝えてくれる相手がいるなら、思いきって聞いてみるのもひとつの方法です。
衣類を袋に入れてチェック
1日着た服をジッパー付きの保存袋に入れて密閉します。
その後、しっかりと入浴します。
入浴後、取り出したときのにおいを嗅いで、自分の体臭の目安にします。
指で直接チェックする
においが気になる部分(わき、首すじなど)を指で軽くこすってから、その指のにおいを嗅ぐという方法です。
このときは石けんを使わず、お湯だけで手を洗ってからチェックすると、においが分かりやすくなります。
ガーゼでチェックする
清潔なガーゼをわきの下に直接挟んで5分ほど置き、取り出したガーゼのにおいを確認します。
おわりに
お風呂に入れない日があるのは、珍しいことではありません。特にこころの調子がすぐれないときは、体を動かすことそのものがとても大変です。
「入らなきゃ」と焦るよりも、「今日はこれだけできた」「ここまではやれそう」を見つけていくことが大切です。
あなたの毎日が少しでもラクに過ごせるように、すだちえはこれからも応援しています。